海外FXのブローカーは、口座開設ボーナスキャンペーン(口座開設しただけでボーナスがもらえる)や入金ボーナスキャンペーン(入金額に対して一定の料率でボーナスがもらえる)を実施しているところが多い。
海外FXを利用するならば、日本のブローカーには無いこれらのボーナスキャンペーンを利用しない手はない。
特にクッション機能があるボーナスを使えば、どんなにトレード下手でも(普通にトレードすれば)トレードに勝ててしまう。
本記事では”クッションボーナス”の名付け親である私が海外FXのブローカーが提供しているボーナスの機能について解説してみようと思う。
(この記事の要約) 1.ボーナスには、①クッション機能、②レバレッジアップ機能、③キャッシュバック機能の3つがある。 2.①クッション機能とは 3.②レバレッジアップ機能とは 4.③キャッシュバック機能とは 5.海外FXで提供されているボーナスは、主に(i)①クッション機能および②レバレッジアップ機能があるものと、(ii)②レバレッジアップ機能及び③キャッシュバック機能があるものの2種類。 6.海外FXで提供されているボーナス一覧 |
第1 ボーナスの機能
海外FXのボーナスを利用した方が有利にトレードができることは間違いないが、ボーナスといってもその内容が一様ではないため、海外FX初心者トレーダーにとっては分かりづらい。主に①クッション機能、②レバレッジアップ機能、③キャッシュバック機能があり、これらの機能のうち、ブローカー毎に一つ又は二つの機能が付与されている(換言すれば、例えば①クッション機能が付与されていないボーナスも存在する。)。まずはボーナスの主な機能を説明した上で、どのように見分けるかについて説明したいと思う。
第2 ①クッション機能とは
(1)内容
クッション機能とは、含み損を吸収し(耐え)、ロスカットを回避する機能をいう。例えば、100万円を入金し、入金額の100%相当額のボーナスが付与された場合、証拠金残高が200万円(現金残高100万円+ボーナスクレジット100万円)となる。この状態で、含み損が100万円を超えたとしても、ロスカットされず、ボーナスクレジット100万円分について更に含み損を耐えられることになる。分かりやすいようにロスカット率(強制決済のハードル)が0%であることを前提にすると、含み損が200万円以上になるまではポジションを維持できるので、よりお祈りが届きやすい、すなわち、建値に戻ることが期待できるのである。
(2)注意点
ここで一点注意したいのは、例えば含み損が110万円のポジションと50万円のポジションがある場合において、-110万円のポジションを決済するのであれば(現金残高をマイナスにしてしまうのであれば)、一旦-50万円のポジションも決済した方がトレードとして有利である。具体的に、例えば、-110万円のポジションのみを決済したときには、
現金残高-10万円 ボーナスクレジット+100万円 含み損-50万円 有効証拠金+40万円 |
の状態でポジションが維持される。この後、トレンドが反転して、含み損が回復して、含み益が110万円となった場合には、
現金残高-10万円 ボーナスクレジット+100万円 含み益+110万円 有効証拠金+150万円 |
となるわけだが、この状態で決済すると、
現金残高+100万円 ボーナスクレジット+100万円 有効証拠金+200万円 |
となり、現金残高100万円しか出金できないことになる(ボーナスクレジットは出金できず、現金残高を出金したら消滅してしまうのが一般的である。)。
一方で、例えば含み損が110万円のポジションと50万円のポジションがある場合において、-110万円のポジションを決済したときに、-50万円のポジションも決済したらどうなっていたかというと、
現金残高 0万円 ボーナスクレジット+40万円 含み損 0万円 有効証拠金+40万円 |
の状態となる(ポジションを持たずに現金残高がマイナスとなった場合、その分クレジットと相殺されるのが一般的である。)。その上で再度同じポジションで入りなおして、その後、トレンドが反転して、含み益が110万円となった場合には、
現金残高0万円 ボーナスクレジット+40万円 含み益+110万円 有効証拠金+150万円 |
となるわけだが、この状態で決済すると、
現金残高+110万円 ボーナスクレジット+40万円 有効証拠金+150万円 |
となり、現金残高110万円の出金ができることになる。つまり、10万円分出金額が増えるのである。クッションボーナスを利用すると、現金残高がマイナスとなってもトレードを継続できるが、一旦ポジションを全決済して、マイナスを解消した後にトレードを再開した方が有利となることは覚えておいて欲しい。
(3)クッション機能の有無の見分け方
ブローカーが提供しているボーナスの中には①クッション機能が無いものも存在する。HPでキャンペーンのページを見ても分からないことが多い。これは①クッション機能という言葉が日本特有のワードであり、海外のトレーダー及びブローカーの中では一般的でないことが主たる理由である。
というのも、この機能をクッション機能と名付けたの私であり、私が名付けた2018年後期以前はこの言葉は使われておらず、また、現在においても海外では使われていない。
2019年以降に日本に進出してきたブローカーは日本のマーケットを意識して、「クッションボーナス」「ボーナスにクッション機能あり」という言葉を使ってたりするが、上記経緯から海外ブローカーのHPにおいては、通常「クッション」という用語自体使われていないことがあり、クッション機能があるか否かはボーナスの利用規約を読むしかない(サポートが日本人ならば問い合わせれば理解してもらえるかもしれないが、外国人のサポートに対して、「Does your bonus have the cushion function?」など質問しても、多分意味が通じないだろう。この機能を「クッション」という言葉で表すのは日本特有の文化なのだから)。
なので、クッション機能の有無は、各ブローカーの規約を見て、ボーナスの消滅条件がどうなっているか、確認するしかない(まぁ、ググれば、アフィリエイターの誰かしらが解説ページでクッション機能の有無を書いてくれているとは思うけどね・・・)。
ボーナスの消滅条件として、出金以外にも、有効証拠金残高云々を書いているブローカーはクッション機能無しのボーナスを提供していることが推定される。例えば、Exclusive Marketsは、「9.1(有効証拠金/お受取りクレジット)×100%の金額が101%となった場合や、お客様の口座残高金額を下回った場合は、ネガティブ残高発生防止の観点より、お受取りのクレジットボーナス分は削除されます。」と記載しており、その日本語の意味するところがよく分からないが、要は含み損が現金残高を超えた場合には、ボーナスは消滅するとしているようであり、クッション機能はない。
また、HOTFOREXなどは、その規約において、「The Bonus Scheme credit can be used to increase a Client’s leverage but cannot be lost.」(レバレッジを増やすために使うことができるが、損失を吸収することはできない)と明記しており、クッション機能が無いことを明記しており、分かりやすい(英語が読めるならばね・・・)。
消滅条件のところに、有効証拠金に関する条件が入ってきていないならば、クッション機能が有りと考えて良いと思うが、不安ならばサポートに問い合わせるのが最善策かと(ググって確認しても良いけど、その人が正確な記事を書いているか分からないしね。)。
(豆知識) そもそも「クッション」という用語は、金融業界で使われている「エクイティクッション」という言葉を私がFX業界に持ち込んだものである。エクイティクッションとはどういうことかというと・・・ある資産(主に不動産や株式など)に投資するための特別目的会社(SPCなどと言われる。当該投資のためだけに設立された会社)に対する融資者が損を可及的に回避するための仕組みであり、その特別目的会社を使って儲けようと企図する者(会社を設立する者など。スポンサーと呼んだりする。)に、エクイティ出資、すなわち、株式出資や組合出資をさせることにより、当該特別目的会社に損が発生する場合には、損をまずはエクイティ出資に吸収させる仕組みをいう。例えば、ある資産を購入するのに2億円が必要とする場合、融資者は1億5000万円を融資、エクイティ出資者が5000万円を出資した場合において、損(確定損or含み損)が5000万円に至るまではまずはエクイティの方に損がぶつけられるので、融資者は1億5000万円満額回収することができるのである。 この文脈では、エクイティ(=クッション)の方が先に損に充てられることになるので、実はFX業界における「クッション」とは順序が異なるのである(FX業界では、クッションではなく、現金残高から先に損が充てられる)。 なので、金融業界におけるエクイティクッションの概念をそのまま流用するのは若干違和感があるところであるが、私が海外FXを始めた当時、この機能の呼称がなかったため、ブログ記事を書くのに苦労したということ、何となく座りの良さがあったことから、勝手に「クッションボーナス」「クッション機能」と名付けたら、勝手にその用語が海外FX業界に浸透したのである(私のボーナスをまとめたブログが2019当時、検索上位に来て、そのページが他のアフィリエイターにパクられまくったということもあるだろうが・・・)。 というわけで、クッション機能の趣旨は、損を吸収ところにあり、かかる観点から説明されるべきものだと、発案者の私は考えているが・・・他のブログが「クッション機能」について説明してたりすると、本当に意味を分かって使っているのかなぁ・・・と思ったりする私であった(実際問題、説明が誤っている記事は多い・・・)。 *上記説明は、金融用語を知らない方向けに作成しており、厳密な意味では正確ではないところがあるかもしれない点についてはご容赦いただきたい。 |
第3 ②レバレッジアップ機能
レバレッジアップ機能とは、文字通り、レバレッジを上げる機能である。例えば、100万円入金して、100万円のボーナスクレジットが付与された場合、200万円分の取引を行うことができるようになる、換言すれば、保有可能ポジション量が2倍になるのである。
例えば、レバレッジ1000倍を提供しているブローカーで、100万円だと上限100LOTしか保有できない場合に、このレバレッジ機能によって、上限200LOTを保有できるのであるから、実効レバレッジは2000倍になるという表現がなされたりする。
クッション機能が有れば、当然このレバレッジアップ機能があるが、クッション機能がない場合のボーナスのメインの機能はこのレバレッジアップ機能となる(つまり、ボーナスといわれるものは、レバレッジアップ機能は当然についているのであり、私が知る限り、この機能がないボーナスは存在しない。)。
先のまた、HOTFOREXなどの規約は、「The Bonus Scheme credit can be used to increase a Client’s leverage but cannot be lost.」(レバレッジを増やすために使うことができるが、損失を吸収することはできない)と明記しており、これを端的に顕している。
クッション機能がないボーナスに何の意味(メリット)があるのか、という質問を受けるが、回答としてはレバレッジを上げる機能(保有可能ポジションの増量)があるということになる。分かりやすく3パータン記載すると、
(原則:ボーナス無し) 現金残高 100万円 ポジション保有上限 100LOT *100LOT保有時、反対方向の値動き0.1円までロスカットされずに耐えられる |
(クッション機能ありボーナス) 現金残高 100万円 クレジットボーナス 100万円 ポジション保有上限 200LOT *100LOT保有時、反対方向の値動き0.1円までロスカットされずに耐えられる |
(クッション機能なしボーナス) 現金残高 100万円 クレジットボーナス 100万円 ポジション保有上限 200LOT *100LOT保有時、反対方向の値動き0.05円までロスカットされずに耐えられる |
となる。
第4 ③キャッシュバック機能
③キャッシュバック機能とは、一定の取引量に応じて、ボーナスクレジットが現金残高に転換される機能をいう。
例えば、1LOTあたり、1000円転換される100パーセント入金ボーナスが実施されているとして、スタートが現金残高100万円、クレジットボーナス100万円だとした場合、1000LOT取引すれば、すべてのボーナスクレジットは現金に転換されて、200万円の現金残高と0円のボーナスクレジットの状態となる。この転換は、日毎あるいは週毎に取引量が集計されて行われることが多い。
例えば、HOTFOREXは日毎に集計を行い、1LOTあたり2ドルのキャッシュバックを行っている(厳密にはキャッシュバックという表現は正しくない気もするが・・・)。
なお、ボーナス自体は出金できないという点をカバーするために発案された機能であり、通常はクッション機能がないボーナスに付与される。
第5 ボーナスの類型
上記から、海外FXで提供されているボーナスは、通常、(i)①クッション機能及び②レバレッジアップ機能があるものと、(ii)②レバレッジアップ機能及び③キャッシュバック機能があるものの2種類に大別される。もちろん、③の機能がなく、②レバレッジアップ機能しかないものも存在するし、逆に③の機能見合いのキャンペーンを行っているブローカーも存在する。
例えば、Bigbossは、”トレードボーナス”というものを提供しており、1LOT毎に4ドル相当のボーナスを付与が週締めで行われる。
第6 海外FXで提供されているボーナス一覧
先に述べたとおり、①クッション機能があるボーナスを使えば、どんなに弱小トレーダーで勝つチャンスが生じるので、この機能があるボーナスを提供しているブローカーを利用することをオススメする。以下の頁に各ブローカーが提供しているボーナスの一覧をまとめているので、参考にして欲しい。小言をいうと、この頁が色んなブローガーにパクられて、似たようなブログが乱立するに至っている。正直著作権侵害も甚だしく損害賠償請求したいところである・・・(似たような頁が乱立すると、検索順位が下がるからね・・・)
ボーナスを使った取引手法も載せておく。このページも割とパクられているんだよね・・・
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