はじめに
海外のFX会社・証券会社(以下、海外ブローカー)は、建前上、日本で営業していないことになっているので、日本の金融商品取引法等の規制がかからない結果、レバレッジ制限が存在しない。そのため、レバレッジはたいてい500倍から1000倍程度に設定されている。
なので、投資をしたいけど、お金がない・・・という方は国内のFX会社よりも海外ブローカーを使うことが望ましい。
(なお、海外ブローカーの違法及びその利用者の違法性についてはこちらの記事を参考にしてほしい。また、どこを使っていいか、わからない・・・という方は参考までに以下の記事もご参照。)
[2020年7月22日時点]FXトレーダー兼弁護士による海外FX業者おすすめランキング~24業者を使ってみて、勝手に検証してみた~【随時更新】
さて、私は2019年頭には2000万円の借金があり、原資がほとんどなかった。それでも、海外ブローカーを利用してちょこちょこトレードしていたのだが、正直、もうちょっと真面目にリサーチをしてから、取引すれば良かったと思った。以下に、これから海外ブローカーを使う人に最低限押さえておいて欲しいポイントを書いておく。
海外のFX会社を割と長期で使用している人も実は知らなかった・・・という事項も結構あったりする・・・
ポイント1:ボーナスのフル活用
海外ブローカーの多くはプロモーションの一貫として、”ボーナス”というものを提供している。このボーナスは、大きく分けて①口座開設ボーナス(No Deposit Bonus)と②入金ボーナス(Deposit Bonus)の2種類があり、②さらに(a)クッション機能が有る(ストップアウトレベルを上げる)ものと、(b)単に実質的にレバレッジをあげるためだけのものがある。
口座開設ボーナスとは、口座開設をしただけで(入金しなくても)もらえる「クレジット」をいう。このクレジット自体は出金できないが、取引に使用することができ、それで利益を上げたら、その利益相当額は出金することができる。損をしても、クレジットを失うだけで、実損は生じない。
業者・時期によっては、口座開設だけで50,000円~100,000円のクレジットをもらえたりするので、資金が少ない人はもちろん、海外ブローカーの信用性を試したい人は積極的に口座開設ボーナスを使用することがオススメである(クレジットであげた利益を出金させてくれるところは相対的に信用できる。)。
入金ボーナスとは、入金した額に対して、一定の料率で付与されるクレジットを意味する。例えば、100%入金ボーナスキャンペーンが実施されている場合、10万円入金したら、10万円のクレジットがもらえることになる。
ここで、少しややこしいことがあるのだが、この入金ボーナスには、(a)クッション機能が有る(ストップアウトレベルを上げる)ものと、(b)単に実質的にレバレッジをあげるためだけのものの2種類が存在する。
(a)クッション機能が有るものは、クレジットが有効証拠金維持率を増やしてくれる。ざっくりとした例で言えば、入金ボーナスの料率が100%、レバレッジ1000倍、ロスカットレベル0%の場合に、10万円を入金したとき、ボーナスが10万円付与され、その結果、含み損20万円になるまでは取引を継続することができる(正直、英語がよくわからないが、このことを、ストップアウトレベルを上げる、あるいはストップアウトレベルに影響を与えると表現したりする。)。
これに対して、(b)単に実質的にレバレッジをあげるためだけの場合、上記例で言えば、10万円を入金し、ボーナスが10万円を付与されたとしても、含み損10万円までしか耐えられない。20万円を基準としてレバレッジが掛けられるので、実質的にレバレッジを2000倍とすることができるようになるだけである(上記例で言えば、20,000万円分のエントリーができる)。
海外のFX会社の場合、もともとレバレッジが高いので、(b)のボーナスを利用する意義は乏しいし、残高表示のところが一見残高が増えているように見えるため、単にややこしくなるだけというデメリットさえ存在する(有効証拠金に20万円の残高があるように見えて、実は10万円しかなく、含み損が10万円となった時点でロスカットされる・・・)。
というわけで、クッション機能があるボーナスを利用することをオススメする。なお、入金ボーナスは無制限に付与されるわけではなく、上限設定がされているのが通常である。そのため、複数の業者を利用することにより、入金ボーナスをできるだけもらうことをオススメする。ボーナス提供会社の一覧については、以下の記事を参照されたい。
ポイント2:ボーナスの利用の仕方
クッション機能がある入金ボーナスを利用すれば、理論的には、ほぼ勝てるはずである。勝てないとしたら、自分の資金管理方法や利用しているロジック・取引手法のせい。。。入金ボーナスの利用方法については、こちらの記事を見てほしい。
(なお、入金ボーナスを使って、2つの海外FX会社・口座を使って、両建すれば必ず勝てるが、これは規約上禁止されている。もっとも、うまくやればバレないようではあるが・・・)。
ボーナスのオススメの利用方法としては、1つの口座にボーナスを入れて、取引をするのではなく、いくつかの口座に分散して利用することである(海外ブローカーは取引口座を複数持たせてくれるのが一般的である。)。
例えば、10万円の現金残高、10万円のクレジットを一つの口座に入れておいた場合、評価損が10万円を超えるまでは、クレジットが機能する場面がでてこない。
これに対して、配分して、25,000円の現金残高、25,000円のクレジットの口座を4つ作った場合、それぞれの口座において、評価損が25,000円を超えたら、クレジットが機能することになる。一つのポジションで厚く賭けて勝負するというタイプの取引手法を利用していない限りは、クレジットは小分けした方が利用効率が良いのである。
ポイント3:キャッシュバックをフル活用
さて、私のようにあらゆる海外のFX会社のボーナスを使い切ったような場合(これについてはポイント4も参照)、次にキャッシュバック制度をフル活用することをオススメする。
海外ブローカーは、国内のFX会社と比較して、広めのスプレッドを設定していることが多い。したがって、取引すれば取引するほど、たくさん手数料がかかってしまう。
ところが、海外FXには、キャッシュバックサイトという不思議なものが存在する。詳細は以下の記事を参照されたいが、、要は支払ったスプレッド(手数料)のうちの一部の還元を受けることができるのだ。
悲しいことに、キャッシュバックは、通常、キャッシュバックサイトへ登録しない限り、受けることができないし、利用する海外ブローカーの側から、キャッシュバックサイトの存在を教えてくれることは無い。なので、キャッシュバックサイトを利用しないで取引している人も実は多い。かくいう私もキャッシュバックサイトを知ったのは、海外のFX会社を利用し始めてから半年間くらい経過の話である。。。この間キャッシュバックサイトを利用していれば、おそらくは100~200万円のキャッシュバックは受けられたはずである。とりあえず、キャッシュバックサイトに登録しておいて損はないので、ひとまずTariTariあたりに登録しておくことをオススメする。
なお、私はこのキャッシュバック制度を利用して、2020年6月に月間510万円のキャッシュバックを受けている(取引原資は80万円スタート)。これに関する記事は別記事でアップ。
ポイント4:ボーナスとキャッシュバック制度の併用
多くの海外ブローカーは、入金ボーナスとキャッシュバックの併用を禁止している。具体的にはキャッシュバックサイトから開設した口座には、入金ボーナスは付与されない仕組みを採用している。そのため、入金ボーナスを使い切った後に、キャッシュバック制度を利用するのが主流である。
もっとも、ブローカーの中には稀に、入金ボーナスを付与しつつ、キャッシュバックももらえるところがある。まずはそのような業者を積極的に利用したい(タリタリに明記されているので、探してみて欲しい)。
なお、セルフバックあるいはセルフIBという裏技を認めている業者もあるので、こちらも探してみて欲しい。
さらに言えば、信頼できる友人がいるのであれば、当該友人のアフィリエイトURLを踏んだ上で、口座開設をすれば、入金ボーナスをもらいつつ、当該友人からアフィリエイト報酬のお裾分けという形でキャッシュバックを受けることは可能である。
このあたりは奥が深い話であり、また、海外ブローカーが隠しておきたいところであり、差し止められている関係で、あまり詳しく書けない。。。が、収益を最大化したい人は検討してみることをオススメする。
ポイント5:出金し易い業者を選ぶ
投資に回せる資金が少ない場合、いかに早く利益あるいは残高を出金して、他の投資機会に回すか、という点がポイントとなる。
そのため、クレジットカード入金した場合に、クレジットカード返金が優先される(入金額まではクレジットカードの利用のキャンセルという形で処理される)業者よりも、常に現金で出金してくれる業者(例えば、GemForexやXM(但し、JCBカードを利用した場合に限る)など)を利用することをオススメする。この場合、キャンセル処理とはならないので、クレジットカード会社のポイントもあわせてもらえることからもお得である(実は私、陸マイラーとして40万マイルをこれで貯めている。)。
正直、クレジットカードのショッピング枠の現金化ができてしまうわけだが・・・
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