利益をあげすぎると、日本のブローカーでも海外のブローカーでも、いいがかり的に口座凍結(通称:垢BAN)を食らうというのはよく聞く話である。
ただ、残念ながら、私(あるいは私の友人)は、利益をあげすぎではない理由で、垢BANを合計4社から喰らった。
以下、参考までに垢BANを喰らった事案を時系列に並べて紹介していきたい。
*なお、厳密には私が垢BANを喰らったのではなく、友人が喰らったものも含まれているが、伝聞調にするのが面倒なのと、私の行為をぼかしたいので、その点はご容赦いただきたい。
(この記事の要約) XLNTrade:IPが同じトレーダーが存在しただけで垢BAN IS6FX:IPが同じトレーダーがアービトラージを行った結果、同じIPのトレーダーが全員垢BAN FXGT:アービトラージ類似行為で垢BAN GemForex:アービトラージ類似行為・他人口座利用行為で垢BAN |
第1 XLNTrade
XLNTradeは、もはや日本で営業を行っていないため、最近海外FXを利用し始めた方は知らないかもしれない。
XLNTradeは、2019年の頭頃に日本に上陸し、損失補償キャンペーン(詳細を知りたい方は同社のリンクから飛んでいただければ見ることができる。)なるものを実施して、注目を浴びた。
営業担当のT橋さんという方から、私のところにIBのオファーがあり、一人の開設者毎に35,000円支払うから、このブログで宣伝して欲しいと言われた。
35,000円ももらえるのだから、同僚を勧誘して、通常のトレードをさせていたところ、同社から連絡が入り、
「同じIPから、佐藤さんという人がトレードをしているようですが、違反行為してませんか?」
と聞かれ、垢BANになったのである。宣伝を頼まれて、同僚に紹介し、通常のトレードをさせるだけで垢BANになるなんてね。
身近なところにブローカーを紹介するのって結構リスクだね・・・
まぁ、XLNTradeは、IB報酬ばらまきすぎて(私も数カ月で数百万円はもらったような)経営状態が悪化して、すぐに日本を撤退するので、結果的には垢BAN喰らっても問題なかったのだが。
第2 IS6COM
次に私が垢BANを喰らったのが、IS6COMである。若干記憶が朧げだが、当時、口座開設ボーナスとして6万円を付与していたことに加えて、100%入金ボーナスキャンペーンも実施していた。
キャンペーン条件が破格だったことから、同僚5-6名に薦めた。
そしたら、後輩2人がタッグを組んで、ボーナスアービトラージを行ったのである。
いきなり「トレードビジー」と表示されるようになって、トレードが全くできない。。。。
私が確認したところでは、同僚5-6名全員(同じIPを利用していた者)が垢BANを喰らっていた(一応説明しておくとその後輩2人以外はアービトラージをやっていない)。
もしかしたら、私が知らないところで、他の同僚もIS6COMを使っていたとしたら、その人もきっと垢BANを食わって、かつ事情が不明だから、混乱しているだろう。
余談だが、出金は認めてくれたので、損はでなかった。そのアービトラージを行っていた後輩も利益分、出金できた(中途半端に優しいIS6COM)。
やはり同じIPからのトレードは危険だ、という教訓が得られたのであった。偶然同じタイミングでエントリーしてしまったときとか、あらぬ疑いをかけられそうだし。
第3 FXGT
次に垢BANを喰らったのがFXGTである。
FXGTの大きな特徴として、①常時入金ボーナス、②仮想通貨FXがある。
これらを利用して何か儲けることができないかと・・・思いついたのが、
BTC/JPYとBTC/USDの両建である。
これらの通貨ペアはほぼ完全に相関関係がありつつも、同一の通貨ペアではないため、アービトラージにヒットしづらい(厳密には相関関係が高い通貨ペアの反対取引を明確に禁止しているブローカーも存在する)。BTC/JPYのロングとBTC/USDのショートを同時に異口座で建てて、片方がボーナスに食い込むラインでロスカットされたタイミングで、反対ポジションを利食いすると、ボーナス部分を利益として取り込めるのである(まぁ、通常のアービトラージの話ですね、これは)。
ただ、難しいのは
①基軸通貨がJPYとUSDで異なっているので、損益を合わせるための計算が難しい(2つのポジションでLOT数を変えないといけない。)
②FXGTはレバレッジにつき段階変動制を採用しているので、LOT数を増やすと、レバレッジが下がる、換言すれば、ロスカットラインが、ボーナスに食い込むより上に上昇してしまう
③FXGTの常時ボーナスは20~50%であったが、20%だとロスカットラインとの関係の調整が難しい
④FXGTの常時ボーナスに200万円の上限設定がされてしまった
⑤仮想通貨自体のプライスが上がってしまったことにより、ロスカットラインが大幅に上昇している、などがあり、今やるのであれば、相当うまくやらないと難しいのではないかと思う。要約すると、多めに資金を入れて、LOT数は小さくして、大幅に値が動くことを待たないとならない。
2020年12年頃の相場・ボーナス条件を前提にすると、30,000円入金し、ボーナス30%で39,000円にして、±34,500円のところにロスカットライン・利食いポイントを置けるように調整、具体的には0.5LOTずつエントリーして700pips動くのを待つような感じでやれば、着実に4,000円程度の利益を得られていた(ロスカットラインの絶対値より手前に反対ポジションの指値を入れることにより、往復ビンタという両取ができることもあり、この場合には、40,000円くらいの利益となった。)。
しかし、この手法も所詮はアービトラージであるから、垢BANされるわけである。1ヶ月で合計150万円くらいを抜いたところで垢BANとなった。
こんな露骨の方法を取れば、垢BANされるのは明らかであるから、この手法については色々工夫すべきだった。ここから派生する手法(少しの工夫でアービトラージ認定を回避できる?)により、垢BANを回避することは可能であるようであり、その手法については各自考えてみて欲しい(半年前と環境が変わってやりづらくなったけど、まだ可能ではなるものと思う。)。但し、常に垢BANは覚悟する必要がある。
第4 GemForex
最後に垢BANを喰らったのがGemForexである。
私はGemForexを利用して、①2019年に入金ボーナス現金化トレード(アービトラージではなく単に2分の1に賭け続けて現金化するトレード)、②2020年にはシルバートレードによりキャッシュバック狙いトレード(シルバーのキャッシュバックは1LOTあたり6,500円くらいだった)を行い、それなりに利益を上げていた(上記①と②の手法を今、真似して?やっている人多いしね・・・)。
正直、私はGemForex信者だったわけだが、、、同僚に頼まれて、当該同僚のアカウントを使って軽い気持ちでトレードしたところ、私の口座でEUR/AUDのロング、当該同僚の口座でEUR/NZDのショートをエントリーしたタイミングで、いきなり両口座とも以降、「無効な口座」と表示されるようになった。
GemForexに問い合わせたところ、①他人名義の口座の利用、②アービトラージで規約違反による垢BANとなった。
この件に関しては、完全に私に非があるので、平謝りしたが現時点では口座を復活させてもらえていない。
但し、例によって、利益の出金はできたので、損はしていないのである(GemForexも中途半端に優しい)。
この件から得られた教訓としては、MT4を利用した場合、IPが同じだと、アービトラージや他人名義の口座利用があっさりブローカー側にバレるということである。
ちなみに、Twitter界において私の分身と言われるハーン氏は、偶然に過去にそのIPでアービトラージを行ったトレーダーがいたことで、GemForexから垢BANされそうになったという・・・(過去に垢BANされた人が使ったIPを偶然利用した場合もひっかかるらしい。)
意外に違法行為の検索能力高いね、MT4・・・
ということで、垢BANくらいたくなかったら、IPには気を付けようね。MT4を使ったアービトラージはバレるよ、というのがこの記事で言いたかったことである。
(2021年5月21日追記)2020年の終わり頃にGemForexから垢BANを食らったわけであるが、その時点で、口座内残高100万以上、アフィ報酬残高200万円以上(セルフIB含む。)あったため、アカウント維持を懇請した(少なくとも出金とアフィ報酬の支払いはお願い、と伝えた)。持ち帰りとなったが、その6ヶ月間音沙汰がなった(しかし、出金と支払は何事もなく行われた)。みんなのJackPotが羨ましくて、思い出したように再度土下座したら、数日でアカウントを復帰させてくれた。今後入金ボーナスキャンペーンは当たらないらしいが、JackPotの取り扱いは現時点で不明。
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