本記事では、クレジットカードのおトク度がもっとも高いカードを、利用目的別にご紹介したいと思う(ツラツラ導入を書いているけど、早くオススメクレジットカードを教えてよ、という方は目次のところまで読み飛ばしていただいて構わない。)。

さて、私は海外FXをやるようになって、クレジットカードを使用する頻度が増えた(どの業者もクレジットカードで入金できるからね)。

ところで、日本人が買い物をするときに選ぶ決済手段で、現金以外の決済方法を選択する人の割合をご存じだろうか?
その率は、なんと、80.2%(2016年経済産業省統計)。
つまり、10人に8人は現金で支払っていることを意味する。

なんとも残念な数字だと思う。

なぜならば、クレジットカードで支払うことによりポイントが還元されるが、ポイントは、いわば第二の通貨のようなものだ。クレジットカード会社が用意したプレゼントの他に、コンビニの決済や航空会社のマイレージと交換することが可能。
また、これらのポイントを他のポイントプログラムや買い物として使えば、いわば貯金をしているようなものだ。余ったお金で投資をすれば、増やすことも可能である。
私も年間15万円分くらいはギフトカードなど、バックを受けている(現金でキャッシュバックされるクレジットカードもある。)。

一方で、買い物をする際に、カードで支払っても、現金で支払う場合と、支出金額は同じ。
にも関わらず、多くの方が現金を選択しているのは実に勿体ないことである。

現金で支払っても、利用明細は発行されない。
何にどれだけ使ったのか家計簿として計算するのも一苦労だ。
(私の場合、現金をほとんど使わない代わりに、カードを7枚くらい使い分けているから、楽になっているか、疑問だが・・・)

また、現金を落としても名前が書かれている訳ではない。財布ごと交番に届けられれば別だが、原則として現金は戻ってくることもない。
たとえ盗難や紛失にあい不正利用されても、しっかり保証してもらえて、使った分だけポイントとして還元してもらえるクレジットカードの方が圧倒的におトクであることは疑う余地もない。

では、クレジットカードのすべてがおトクになるのか?

それもまた違うだろう。
クレジットカード会社や、カードブランドによって、ポイントの還元率が異なるからだ。

そこで、クレジットカードのおトク度がもっとも高いカードを、利用目的別にご紹介したいと思う。

なお、クレジットカードの紹介サイトを見ると、アフィリエイト報酬が高いものがオススメカードと進められていることがものすごーく多い。
以下で紹介するカードはアフィリエイトできないものを中心に厳選しているので安心して欲しい(楽天カードとエポスカードはアフィリエイトできるけど)。挿入しているURLは単にクレジットカード会社のホームページである。

ちなみに、私のメインカードは、2個目に紹介しているポケットカードである。
あと、意外にエポスカードが使い勝手が良いので、よく使っている。
(エポスカードはどうしても、学生が持つイメージがあるので、店で出すのは、ちょっと恥ずかしいけどね。)

使いやすさ重視派:オリコカード Orico Card THE POINT

オススメポイント:QuickPayとIDの両方が使える/年会費無料/還元率1%
デメリット:ポイントの有効期限が短い

脱現金主義を貫く人に勧めたい一枚だ。
オリコカードの中でもっともおトクなカードとして不動の人気を誇るカードといえるだろう。

 

人気のヒミツは、QuickPayとIDの決済に対応しているところ。
いまや、多くのコンビニでApple Pay + QuickPayの組み合わせで利用できるものの、街の自動販売機や一部のカフェで、QuickPayは使えずにID決済のみ対応しているケースが存在する。
手持ちのカードがQuickPayしか対応しておらず、結果的に現金を使わざるを得なかったというご経験がある方も多いのではないだろうか。
その点で、Orico Card THE POINTは、両方に対応しているので、究極的に現金を使いたくない方には最高の選択といえるだろう。

還元率も入会後半年間は2%の高水準。以降も1%を維持。
大手のカード会社のポイント還元率が0.5%なので、およそ2倍のお得度ということになる。

さらに、貯めたポイントはT-POINT、Amazonギフト、楽天ポイントに即時変換が可能な上に、航空会社のマイレージと交換することもできる。

生活のすべてをカード決済にして、貯めたポイントを自分好みのポイントプログラムに移行したい・・・。そんな方にはこれ以上の選択はないだろう。

なお、デメリットとしては、ポイントの有効期限が1年間と短いところ。
頻繁にポイントを使用しなければ、どんどん失効してゆく点は注意されたい。

クレジットカードのヘビーユーザなら是非、勧めたいが、じっくり貯めたい方には向かないカードなのだ。

 

現金還元でトクしたい派:ポケットカード P-oneカード<Standard>

メリット:利用料金から直接割引/年会費無料/付帯サービスが充実
デメリット:QuickPayに対応していない

意外と知られていないが、ポイントに還元せず、直接、利用料金から割引の形で還元してもらえるカードが存在する。

そのカードは、ポケットカードの P-oneカード<Standard>だ。

このカードは、自動的に1%割引をした金額が請求されるサービスが付帯されており、ポイントに還元するのが面倒という方にぴったりのカードだ。

また、限度額も上がりやすいと言われており、年会費無料のカードでも最高で200万円の限度額が魅力なところ。

さらに、独自ポイントサービスのポケットポイントが付与されるところも特筆すべき点だ。
ボーナスポイントのみの付与となるので、たくさん貯まるわけではないが、地道に貯めて、プレゼント交換に利用することもできるので、実質的に1%以上の還元率と考えて良いだろう。

もともとは、大手デパートのマイカル系列の会社だったため、提携している映画館やデパート、スーパーでの買い物が安くなるなど、他にもお得なサービスが充実していたが、多くは廃止されてしまった。

しかし、現在でも年会費700円で利用できるロードサービス「カーライフホッとライン」など、JAFに近いサービスを付帯できるので、ライフスタイルによっては、かなりお得になるカードである。

スマホ決済は、IDのみに対応。QuickPayには対応していないので、少額決済に利用したい方には少々面倒に感じるかもしれない。

 

マイルを貯めたい派:JCBカード ANA JCBワイドゴールドカード

メリット:マイル還元率が高い/組み合わせによってはマイルの有効期限を延長
デメリット:海外では使いにくい

マイレージを貯めたい方には、この1枚。JCBカードが発行する ANA JCBワイドゴールドカードだ。
このカード。マイル自動移行コースとJCB独自のポイントプログラム・OkiDokiポイントが利用できるマルチポイントコースのいずれかを選べる点が人気のカードだ。

マイル自動移行コースでも、OkiDokiポイントを貯めるコースでも、最終的にANAマイレージに変換すれば、100円1マイル換算と高水準な還元率のため、かなりお得になる。

もちろん、継続マイルや、搭乗ボーナスマイル(25%)も手に入り、航空券をANA JCBワイドゴールドカードで購入すれば、100円当たり2マイルと高い還元率を得ることも可能だ。

さらに、マルチポイントコースを選択すれば、Okidokiポイントに付帯のJCB Star Membersで利用金額に応じたボーナスポイントがもらえる。(ただし、ボーナスマイルは、1ポイント3マイルの還元)

マルチポイントコースを利用するメリットは他にもある。
特設サイト経由でネットショップを利用できればボーナスポイントがもらえるOkidokiランドが利用でき、様々なネットショップの利用分もポイントとして貯めることができるので、最終的に貯まったポイントをマイルに移行することで、効率よくマイルを貯められる仕組みになっている。

また、マイルの失効を極力防いで、最大限貯めたい場合にも使えるカードである。
JCBのOkidokiポイントの有効期限は2年間、ANAマイレージの有効期限は3年だが、有効期限ギリギリにANAマイレージに変換することで、マイレージの有効期限を実質的に延命することが可能だからだ。
つまり、マイルを使うタイミングに合わせてポイントからANAマイルレージに変換すれば、実質的にANAマイレージの有効期限を延ばすことができるのだ。

中にはANA JCBワイドゴールドカードの年会費の高さに入会を躊躇する方もいるだろう。
ANA JCBワイドゴールドカードの年会費は、15,120円。確かに高い金額だ。

その点、スタンダードカードであるANA JCB一般カードは、年会費が2160円と安く見えるかもしれない。しかし、マイレージへの移行には、移行手数料(年間/税込) 5,400円が発生するため、実質的にマイレージとして使うには、7500円程度のコストが必要なのだ。
さらに、獲得できるマイルは、100円5マイル。継続マイルや搭乗ボーナスマイルも半分以下。
それであれば、年会費の15,120円を支払っても、ワイドゴールドカードに加入した方が最終的にはお得になることは頭に入れておきたい。

デメリットとしては、JCBブランドは海外で利用しにくいこと。
もっとも、香港や台湾、韓国など、アジア圏を中心にJCBが利用できる加盟店も増えている。

また、アメリカでもDiscoverカードの加盟店ではJCBを利用することができる。
(ただし、ブランドステッカーがなくわかりにくいことや、お店のスタッフがJCBの存在すら知らないケースが多いので、「一度、カード端末に通してみて!」と英語で伝える必要はある。)

そのため、VISAやMasterCardほどの利用可能加盟店はないものの、大きな不便を感じるシチュエーションは確実に減っている。

 

投資として利用したい派:楽天カード 楽天ゴールドカード

メリット:楽天ポイントが3倍貯まる/空港ラウンジが使える/年会費が安い
デメリット:楽天グループ以外のお店の還元率は一般カードと変わらない

 お得なクレジットカードを探している人の中で、楽天カードを知らない方はあまりいないと思う。

一方で、楽天カードを「楽天ポイントが稼げて買い物が安くなる」カードと理解している方が多いのもまた事実。

この楽天カード。特に楽天ゴールドカードを投資目的に活用すると非常にお得なカードに変身するのだ。
楽天ゴールドカードは、街のお店や公共料金の支払いで、100円1ポイント。つまり、還元率1%の高還元カードの一つだ。ポイントは楽天の各種サービスで利用できるのは周知の通り。

しかし、ゴールドカードの勘所は、ここではない。

楽天市場で買い物をすると、期間限定ポイントを含めて3倍貯まる
つまり、100円3ポイント。3%というかなり高額なポイントが貯まることが分かる。
加えて、年会費も2,160円(税込み)と安く、月間1万円以上、楽天市場で買い物をすれば、元が取れてしまう計算だ。
さらにETCカードが無料になり、国内線の空港ラウンジが利用できるなど、ゴールドカードとしての機能はバッチリ。

と、ここまでは、周知の事実だろう。楽天カードが人気なのも、このポイント目当ての方が多いからだ。

ここに楽天銀行、楽天証券、Rakuten Payを組み合わせて計算すると、もっとお得になるのである。

例えば、自宅の近くにローソンがある方。スマホにRakuten Payアプリをインストールすれば、期間限定ポイントを含めて、ローソンの支払いにポイントが利用できる。
つまり、現金のようにポイントを使うことができ、ボーナスポイントやキャンペーンで得たポイントも含めて毎日の支払いに使えるのが魅力だ。

さらに楽天証券と組み合わせることで、投資信託や積立の支払いに楽天ゴールドカードを指定可能。もちろん、これらもポイントとして還元される。

これだけではない。積立の一部に貯まったポイントを充当可能だ。
(このサービス自体は、ゴールドカード以外の楽天カードでも可能。)

つまり、カードのポイントを現金として使うことができ、投資に回すことができるのだ。
その投資のお金でさらにポイントを貯めることができる。
まさに掛け算の投資を可能にするのが、楽天証券と楽天ゴールドカードの組み合わせなのだ。

また、楽天銀行を楽天ゴールドカードの引き落とし口座として設定すると、なんと普通預金の金利が2倍+毎月9ポイントを獲得できる
普通の銀行で一般的なカードで支払っても、このような特典は受けられない。

つまり、上手に組み合わせれば、楽天グループの中でポイントを最大限貯蓄することができ、それを現金と同等の価値として利用がでるのが、このカードを勧める理由なのだ。

まさに、ポイント以上の利益を手にしたい人のためのカードといえるだろう。

ただし、楽天ゴールドカードは、街のお店の利用や公共料金の利用分の還元率が、楽天カード(一般カード)と変わらない。
楽天市場を利用しない場合は、あまり価値がないといえるだろう。

どれほど利益を手に入れられるかは、使い方次第だ。

楽天銀行、楽天証券、楽天カードも3つを上手く連携させると、ポイントバックがかなり高くなるし、ポイントで投資商品を購入できるため、投資用としては本当にオススメである(これは私もやっている。私の場合、楽天銀行で宝くじを自動購入しているが、これも楽天ポイントとなり、このポイントで楽天証券で、投資信託を購入している。)。

 

楽しみながらトクしたい派:エポスカード エポスカード(一般カード)

メリット:年会費無料/街のお店で割引が受けられる。
デメリット:若年層向け

 ネットショップの買い物も、街のお店での利用でも最大限ポイントを貯めたい方なら断然エポスカードがお勧めだ。

もともと、エポスカードは、総合デパートの丸井系列のカード。
そのため、丸井系列のお店でお得になると誤解をしている方が多いように思う。

しかし、そうではない。

エポスカードの最大の特徴は、居酒屋や旅行、カラオケ、駐車場など様々なシーンで割引が受けられること。
エポスのポイントプログラム、エポスポイントが貯まる他、SHIDAXやBIG ECHOのルーム料金が30%OFF、TAYAの購入代金が10%OFFなど、様々なお店で割引が受けられる

さらに、HISの利用代金でエポスポイントが3倍、アパホテルの宿泊費がポイント5倍など、エポスカードを提示したり利用したりすることで、ポイントも割引も最大限に受けることも可能なのだ

もちろん、多くのクレジットカードで導入しているポイントアップサイトを経由してAmazonや楽天で買い物をすると、ネット経由の買い物もお得にポイントを貯めることができる。
貯まったポイントは、楽天、Amazon、Yahooショッピングなどのポイントに変換することができるので、さらに安い買い物をすることができる仕組みだ。

これらのポイントアップや割引で余ったお金を貯金に回せば、貯蓄を増やすことにつながるだろう。

唯一のデメリットは、比較的、若者向けのお店が提携店として多いこと。

友達とわいわい楽しみながら、幹事としてまとめてエポスでお支払い。ちゃっかりトクをしたい方にはぴったりのカードである。

なお、tsumiki証券と提携しており、エポスカードを使って投資信託の積立投資ができるし、あいおいとも提携しているのでがん保険・医療保険も簡単に加入できる。色々まとめたい人にオススメ。

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